「翻訳って稼げる?」
「翻訳を始めてみたけど稼げそうにない」
これから翻訳を始める予定の人や始めたばかりの人にとって翻訳が稼げるかどうかは気になるところではないでしょうか。
翻訳業の平均年収自体は悪くありませんが、クラウドソーシングサイトなども発達していることもあって、単価自体が下がっている分野も少なくありません。
翻訳で稼いでいくにはある程度戦略を持って仕事を取っていく必要があります。
そこで本記事では、翻訳で稼げないケースとその理由、稼ぐために大事なポイントについて詳しく説明していきます。
翻訳で稼げない理由
本章では、翻訳で稼げないケースや理由について説明していきます。
スキルが語学力しかない
翻訳の仕事はTOEIC900や英検1級あったからといって稼げるようになるわけではなく、翻訳スキルや専門分野なども重要なポイントです。
特に専門知識が必要ない翻訳は競争率が高いため、単価も低くなってしまう傾向にあります。
専門知識がないという人は何かしら専門分野を持つようにしましょう。
単価の低い案件にしか応募してない
単価の低い案件しか受けていないなら当然稼ぐことは難しいです。
未経験のうちは、単価の低い案件だとしても実績を積むうえで取っていくことは大事です。実績がなくてもクラウドソーシングサイトなどは案件を取りやすくなってます。
ただ、いつまでも単価の低い案件ばかり取っていても、労働時間は限られてますから、収入にも限界があります。
翻訳会社のトライアルを積極的に受けるなどして、単価の高い案件を獲得していきましょう。
トライアル案件を自力で見つけるのが大変という人は、翻訳会社の案件を多数掲載しているアメリアの利用もおすすめです。
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単発の案件が多い
受ける案件が単発ばかりで、案件が途切れ途切れとなってしまいます。
その結果、稼働できるのに稼働できない日が多くなって、収入も増えないということになります。
特定の翻訳会社・クライアントに依存しすぎることなく、複数の取引先を持つことで、切れ目なく仕事ができる体制を整えましょう。
作業スピードが遅い
受注している単価は高くても作業スピードが遅いと、収入はなかなか上がりません。
翻訳に慣れていれば1日に1,500~2,000ワードは訳せるようになります。
翻訳の作業スピードはスキルや慣れによって大きく変わる部分ですが、慣れた方では時給3,000円ぐらいが平均です。プロの翻訳者は1日で2,000ワード前後翻訳すると言われます(英日翻訳)。1日に8時間働くとして、単価が1ワード10円なら、1時間では300ワード前後×10円=3,000円という計算ですね。
参考:アメリア「翻訳の仕事の相場まとめ。時給や日収、月収、年収モデルも」
作業スピードは案件の内容や分野にもよりますが、1日の作業量が平均よりも著しく少ないのが続いているようなら、改善の余地があるでしょう。
翻訳で収入を上げるポイント
本章では、翻訳で収入を上げるポイントについて説明していきます。
翻訳スキルを磨く
まだ翻訳の案件を取ることができていないのであれば、翻訳スキルの基礎を固めていくことが大事です。
翻訳スキルを磨く方法としては、翻訳スクール受講がおすすめで、現役翻訳者の直接指導を受けることができます。卒業後は案件獲得の支援をおこなってくれるスクールもあるので、着実に翻訳者としてキャリアを積めます。
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「翻訳スクールは受講料が高いから厳しい・・・」という人はアメリアの定例トライアルがおすすめです。定例トライアルで好成績を収めるとクラウン会員になり、経験者向けの案件にも応募できるようになります。
その他では、翻訳系の資格(ほんやく検定・TQEなど)の過去問を勉強するといった方法もあります。
ほんやく検定・TQEなどは実務翻訳を想定した試験内容なので、実務に近い内容で学習を進めることが可能です。
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専門分野を持つ
専門分野を持たないと単価の低い案件ばかりをこなすことになってしまいますので、何かしら専門分野を持つことが大事です。
自分には特に専門的な経歴がないという人は、専門分野ごとの本を読んだり、翻訳系の資格合格を目指したりしましょう。
ほんやく検定やTQEでは、専門分野ごとに試験があるので、受かればその分野におけるスキルをアピールできます。
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複数のクライアントと取引する
特定のクライアントだけと取引していると、切れ目なく案件を受け続けるのが難しい場合があります。
また、突然取引が終了してしまうリスクも考えられます。
リスクヘッジする意味でも、複数のクライアント・翻訳会社と取引することが大事です。
すでに実務経験があるならそのことをアピールできる高単価の案件へ積極的に応募していきましょう。
翻訳支援ツールを使う
稼げてない理由として翻訳作業スピードが遅いということも要因となっている可能性もあります。結果として、実質的に時給換算で収入が下がってしまうことになります。
また、作業スピードが遅いと、並行して複数のクライアントと取引するのも難しくなるので、デメリットは大きいです。
その場合は、翻訳支援ツール(TradosやmemoQなど)の導入もおすすめです。ツールを使えば、多少は作業を自動化できますし、過去の翻訳の蓄積から作業の効率化も期待できます。
翻訳支援ツールを使えることで取れる案件も増えますので、まだツールを導入していない方は検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
今回は翻訳で稼げない理由とその対策について紹介させていただきました。
英語できる人はたくさんいますので、語学力以外に専門分野を持ち、単価を上げていくことが大事です。
また、案件探しも積極的に行っていく必要があります。特定のクライアントのみと取引しているなら営業活動にも力を入れましょう。