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翻訳の仕事をしたいけど専門分野がない!決め方のポイントを徹底解説!

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「実務翻訳の専門分野にはどんなのがある?」

「専門分野はどうやって選べばいいの?」

未経験から翻訳の仕事をするにあたって専門分野を持つことは非常に大事です。

専門分野がないと単価の安い案件ばかりをこなすことになり、他の翻訳者との差別化にもなりません。

専門分野を持つことで翻訳者として指名されやすくなり、安定的に稼ぎ続けることができるでしょう。

そこで本記事では、実務翻訳の専門分野を紹介するとともに、その選び方や勉強法について説明していきます。

実務翻訳の専門分野一覧


実務翻訳の専門分野をまとめて紹介していきます。

できそうな分野、興味を持てそうな分野をチェックしましょう。

特許

特許や知的財産に関する文書を扱う分野です。代表的なのは特許を出願する時の明細書などがあります。

翻訳する文書は内容的に技術に関することが多く、理系的な素養が求められる傾向にあります。理系の大学卒業者やメーカー勤務の経験などがあれば採用されやすいでしょう(文系出身でも特許翻訳をしている方はたくさんいらっしゃいます)。

また、特許や知的財産の法律が関わる場面もあるため、法務に関する翻訳スキルも必要となります。

以上から、特許翻訳者に求められるスキルはハードルが高く、その分得られる収入も多い傾向にあります。

医療

医療機器や製薬に関する承認文書や論文の翻訳をすることが多いです。

医学・薬学・生物学などを大学で専攻した人や医療に従事していた人など医療に関してバックグラウンドのある人が担当する傾向にあります。

専門性がかなり高い分野であるため、未経験から挑戦するのは難しいですが、根強い需要があり、医療系の翻訳ができる人材も多くはないので、興味ある方は挑戦してみましょう。

技術・工業

自動車や半導体、電気、機械など技術に関するさまざまな文書を扱っている分野です。技術に関するマニュアルやカタログ、論文などの翻訳をすることが多いです。

メーカーなどで勤務経験がある人や、理系の大学出身者などにはおすすめの分野といえます。

文系出身でも可能ですが、理系の知識を習得しておく必要があるでしょう。

IT・情報通信

ソフトウェア・ハードウェアのマニュアルや仕様書のローカライズなどが多い分野です。

元々IT業界にいた人なら比較的取り組みやすいのではないでしょうか(筆者もITエンジニア出身でした)。

IT業界は技術の進歩が目まぐるしく、さまざまなジャンルがありますから、新しい技術をキャッチアップしていくことが求められます。IT技術に関して強い興味・関心があるという人が向いているでしょう。

金融・経済

財務書類やレポート、目論見書、IR文書などの翻訳が多く、主に投資家向けの文書を扱う分野です。

金融や財務・会計の知識が求められるため、金融機関や会計事務所、その他財務部門などでの就業経験を活かすことができるでしょう。

金融・経済の情報は日々アップデートされるため、常に最新の情報をキャッチアップしていくことが求められます。

法務・契約書

契約書や定款、訴訟関連の文書を取り扱う分野です。

法律独特の専門用語や言い回し、文体が多いため、最初は慣れるのが大変だと思います。

法律事務所や法務部門での就業経験や法律の学習経験があれば、法律に関して素養があるため比較的スムーズに法律の翻訳を習得できるでしょう。

専門分野の決め方


翻訳の仕事をするにあたり、専門分野の決め方に悩む人も少なくないのではないでしょうか。

何がいいかはその人次第ですが、ここでは専門分野の選定に判断材料を提供していければと思います。

実務経験がある分野

実務経験がある分野は前提知識があるため、学習がスムーズですし、不自然な訳となった場合にも気づきやすいと思います。

また、トライアルなどに応募する際も実務経験をアピールすれば、採用されやすく、翻訳者としてのキャリアをスタートさせやすいでしょう。

興味のある分野

興味のある分野で翻訳を学ぶこともおすすめです。

翻訳という作業は膨大なリサーチをしていくことが求められるため、翻訳対象の分野にある程度興味がないと苦痛になってしまうと思います。

作業が多大なストレスになれば、仕事の効率は低下し、結果的に時給換算での稼ぎも落ちてしまいます。

長く翻訳者として続けれるような分野を探すようにしましょう。

案件を取りやすい分野

自分にとって案件を取りやすい分野を選んだほうが翻訳者として実績を積みやすくなり、キャリアアップにつながります。

未経験だと実績が少ない時期が一番苦労するものです。翻訳者としてアピールできる実績を作るうえでも、とりあえず案件が多くて、自分の経歴・スキルから応募しやすい分野から攻めるのもおすすめです。

専門分野を勉強する方法


本章では、専門分野を勉強する方法について説明していきます。

本を読む

専門分野ごとに翻訳本は出版されてますので、まずはそれを読んでみましょう。

本だけでも、専門分野特有の用語や翻訳のルールに関しては基礎を学べるはずです。

また、翻訳業界の動向も仕事を取っていくうえで知っておきたいところです。「通訳翻訳ジャーナル」は翻訳の仕事をよく説明しているので、とても参考になります。

翻訳コンテストも開催してるので、ぜひ読んでおきましょう。

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スクールに通う

翻訳スクールでは、専門分野ごとにカリキュラムが組まれており、受講すれば専門性を備えた翻訳者を目指せます。

たくさんの翻訳会社とつながってますので、お仕事のサポートも受けることができます。

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スクールは受講料が高いという人はフェローアカデミーが運営している翻訳ネットワークサイトのアメリアもおすすめです。

アメリアでは定例トライアルを毎月開催しているので、コスパよくスキルアップできます。未経験OKの求人も多く掲載してますからぜひチェックしてみてください。

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翻訳系の資格を勉強する

翻訳系の資格である翻訳実務検定(TQE)ほんやく検定では専門分野ごとに試験が分かれてます。

TQEに関しては以下の通り多くの科目を選択可能です。

IT
電気
機械
医療機器
医学・薬学
化学
バイオ
環境
原子力
特許明細書(電気)
特許明細書(機械)
特許明細書(IT)
特許明細書(医薬品)
特許明細書(化学)
金融・経済
法務・契約書
広報・マーケティング
時事・新聞
文芸

それぞれの試験では、過去問が販売されているので、過去問を勉強するだけでもスキルアップにつながります。

ほんやく検定:2級以上合格で日本翻訳連盟の法人会員である一部の翻訳会社でトライアルが免除・トライアル受験要件が緩和
翻訳実務検定(TQE):3級以上合格で翻訳実務士に認定され、翻訳者としてサン・フレアに登録

一定成績以上だと仕事獲得の可能性がアップするので、案件獲得目的としても受験はおすすめです。

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まとめ

翻訳の専門分野について説明してきましたがいかがでしたでしょうか。

稼げる翻訳者になるには専門性を極めていくことが大事です。いろいろな専門分野がありますので、ご自身の経歴やスキル、興味・関心に沿って選ぶことをおすすめします。

専門分野を勉強する方法も、本やスクール、資格などいろいろあります。取り組みやすい方法で学習を進めていきましょう。

※本記事では未経験から翻訳を目指している人向けに役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。

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