「翻訳のトライアルに受からない・・・」
「トライアルに受かるコツが知りたい」
未経験だと翻訳のトライアルに受かるのはなかなか難しいことも多いと思います。私も大変苦労しました。
独学だと特に周りに聞ける人もいないため、なぜ落ちたのかもわからないまま悶々としてしまうのではないでしょうか。
積極的に応募していくことも大事ですが、トライアルに落ちたらその原因を自己分析して、少しでも改善していくこともしていかなければなりません。
そこで本記事では、翻訳のトライアルに受からない理由と受かるためのポイントについて説明していきます。
翻訳のトライアルに受からない理由
本章では、翻訳のトライアルに受からない理由について説明していきます。
文法の基礎が足りない
翻訳を志すくらいですので、ある程度の英語力をお持ちだとは思いますが、文法の基礎が足りないとトライアルには受かりません。
トライアルではいろいろと減点項目はあるでしょうが、その中でも文法ミスはかなり致命的ですから文法のミスを頻発するようなら文法を基礎から学び直したほうがいいです。
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訳し方がわかってない
文法ミスがなく、単語の意味が合ってしたとしても、訳した文章が日本語的におかしいと減点対象となりやすいです。
誤字脱字は当然気を付けるべき点ですが、機械翻訳のような直訳調になってしまっていると評価としては厳しいです。
また、翻訳文は読みやすさも追及されます。誰が読んでも理解しやすい文章をかけているかチェックしましょう。
翻訳の仕方・訳し方がよくわからないという人は翻訳本を読んでおくことをおすすめします。
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専門分野の知識が不足
トライアルで翻訳する文章が専門分野である場合、専門分野の知識がないと誤訳をしやすいです。
専門分野で使われる英単語は、一般的な意味とは異なることが多いからです。
一例として、法律分野での単語を紹介します。
title:所有権
failure:不履行
damages:損害賠償
上記のように、それぞれの単語は日常生活などで使われる意味とは異なっていることがわかります。法律分野での訳し方をしなければ、法律の文章として成り立ちません。
つまり、専門分野特有の意味、語用を理解しておかないとトライアルに受からないということになります。
専門分野ごとの翻訳学習書や辞書を買っておくことをおすすめします。
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相性やタイミングもある
正直、応募先との相性やタイミングによってトライアルに落ちることもあります。どんなに優秀で実績ある翻訳者でも落ちる時は落ちます。
いい訳をしても、クライアントが良くないと判断すればトライアルに落ちます。同じような訳を他のクライアントでおこなえば受かる可能性もあるはずです。
つまり、トライアルの不合格に一喜一憂しないほうがいいという話です。翻訳の案件はたくさんありますから、地道にスキルアップしつつ、どんどん応募していきましょう。
翻訳のトライアルに受かるためにすべきこと
本章では、翻訳のトライアルに受かるためにすべきことについて説明していきます。
翻訳テクニックを習得する
もし、翻訳のルールやテクニック、ノウハウについて勉強したことがないなら1から勉強しましょう。
英語力があっても、翻訳の仕方がわからなければトライアルには受かりません。
市販の本でいいので何か数冊くらい読んでおくことをおすすめします。
特定の専門分野を勉強する
何か特定の専門分野を持つことで翻訳者としての強みがでます。
TOEICのスコアは高いが、専門分野はないといった人も多いので、専門分野をしっかり勉強しておけば他の翻訳者との差別化にもなります。
専門知識が求められる案件ほど単価も高い傾向にありますから翻訳者として収入を安定させていくうえでも早い段階で専門性を追及していきましょう。
翻訳に特化した資格を受ける
ほんやく検定や翻訳実務検定(TQE)など翻訳に特化した資格を受けることもおすすめです。
これらの資格は実務翻訳者を目指す人向けなので、試験内容もトライアルを想定しています。
科目も特許翻訳や医療、法務といったように専門分野ごとに分かれてますから、受かれば高い専門性をアピールできます。
試験を受けずとも過去問を購入して、解説を読むだけでも実務翻訳の勉強やトライアル対策にもなるでしょう。
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クラウドソーシングサイトで受注する
翻訳に特化したクラウドソーシングサイトから翻訳の仕事を始めることもおすすめです。
クラウド翻訳サイトでもトライアルはありますが、何度でも受験できるので、落ちる心配をする必要がありません(一定回数不合格だと再受験するまで一定期間かかることはあります)。
クラウド翻訳サイトでの仕事もあまり専門性が問われない内容のものが多いので、未経験でも取り組みやすいと思います。
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アメリアの定例トライアルに挑戦
翻訳案件紹介サイトとして有名なアメリアでは、毎月定例トライアルを実施しており、優秀な成績を収めると「クラウン会員」になれます。
クラウン会員になると、翻訳者として実績が少なくても、実務経験者向けの案件にも応募できるようになり、翻訳者としてのキャリアを一気に進めることができます。
定例トライアルは採点してくれて勉強になりますので、受けるだけでもおすすめです。
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翻訳スクールを受講する
ここまでトライアルに受かるための方法をいろいろと紹介してきましたが、それでもなかなか翻訳者への道が遠く感じる人もいると思います。
これは独学で翻訳の基礎から実務まで体系的にしっかり学ぶというのが難しいということに起因してます。
独学で翻訳の勉強をするのに限界を感じているなら翻訳スクールの受講もおすすめです。
翻訳スクールなら翻訳の実務経験が豊富な講師の指導を受けることができて、基礎から実務までスキルアップ可能です。
スクールによってはトライアル的な卒業試験を受けることができ、案件紹介までしてくれるところもあります。未経験から翻訳者へ着実になりたいという人は翻訳スクールの受講を検討してみましょう。
以下の記事にておすすめの翻訳スクールを紹介してますので、ぜひ併せてご覧ください。
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まとめ
今回は翻訳トライアルについて紹介させていただきました。
翻訳者になるためのノウハウはあまり知られてないため、トライアルなどで苦労される方も少なくないと思います。
翻訳の仕事はただTOEICや英検の資格を持っているだけでは任されてはもらえません。翻訳自体の勉強をしていく必要があるので、翻訳スクールの受講や翻訳系資格の勉強などをしてくことが大事です。
※本記事では未経験から翻訳を目指している人向けに役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。
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