「日本の旅行や名所について英語で学びたい。何かいい本はないかな?」
日本の旅行や名所、地理に関する文章を英文で読めれば一石二鳥ですよね。
外国人の方に紹介する機会がある、通訳案内士を目指しているという人にとっても便利だと思います。
そこで本記事では、英訳で書かれた日本の旅行・名所・地理に関するおすすめ本を厳選して紹介していきます。
英語翻訳で読める日本の名所・地理・旅行本
英語でガイドする日本――海外ゲストが行きたい東日本の名所
本書は、東京・日光・白川郷など、東日本における有名な8地域・41スポットを英語で紹介した本です。
紹介エリア
Chapter 1 東京 Tokyo
Chapter 2 鎌倉 Kamakura
Chapter 3 日光 Nikko
Chapter 4 箱根 Hakone
Chapter 5 富士山 Mt. Fuji
Chapter 6 金沢 Kanazawa
Chapter 7 高山 Takayama
Chapter 8 白川郷 Shirakawa-go
基本的には通訳案内士向けの本ですが、普通に読み物としても参考になります。
エリアの概要だけでなく、歴史やキーワード、統計情報まで詳しく解説。
訪日外国人がよく質問する項目についても問答形式で掲載しているため、外国人の方に日本を紹介したいという人にも便利ですね。
無料音声ダウンロードも可能で、英会話の練習にもなります。
英語でガイドする日本――海外ゲストが行きたい西日本の名所
本書は上述の「英語でガイドする日本」の西日本版となります。
以下の通り、京都・広島・沖縄ほか、西日本における有名な9地域・33スポットに対応。
紹介エリア
Chapter 1 京都 Kyoto
Chapter 2 奈良 Nara
Chapter 3 大阪 Oasaka
Chapter 4 広島 Hiroshima
Chapter 5 倉敷 Kurashiki
Chapter 6 高松 Takamatsu
Chapter 7 瀬戸内海 The Art Islands of the Seto Inland Sea
Chapter 8 長崎 Nagasaki
Chapter 9 沖縄 Okinawa
上記の通り、西日本のエリアを幅広くカバーしてますので、東日本版と合わせてチェックしてみましょう。
デイビッド・セイン先生と英語で日本全国47都道府県めぐり
本書は、日本全国47都道府県が英語で紹介されており、シャドーイングを通して、スピーキング力とリスニング力を高めようというコンセプトで、基本的には英会話力養成を目的としてます。
こうした名所の紹介本は地域が限られるのが多い中、本書は47都道府県をカバーしているという点に特徴があります。
内容的には各都道府県の特産品などの紹介が多め。
音読→ゆっくりシャドーイング→同時シャドーイング→確認QUIZの4段階で英語力を付けるという勉強法です。
付属のCDで音声学習が可能で、音声にバリエーションがあるため、初級者でも無理なくステップアップできるよう配慮されてます。
英語で説明する日本の観光名所100選
本書は英語教育で有名な「アクエアリーズ」を運営している植田一三氏が執筆した本です。
主に通訳案内士やボランティアガイドを目指す人向けに書かれてますが、それ以外の目的でも写真が多くて読みやすく、旅行感覚で楽しめます。
音声学習用に無料ダウンロードもできるようになっており、リスニング対策にも最適です。
英語でガイドする関東の観光名所10選
本書も植田一三氏による執筆で、関東の観光名所の中でも外国人の方に特に人気の10箇所(浅草・皇居や明治神宮・鎌倉など)が選ばれてます。
名所の概要だけでなく、歴史的背景や現代日本人との関わりなどかなり深掘りしていて、かつ、会話形式で構成されているという特徴があり、ガイドをする人向けで実践的なコンテンツとなってます。
外国人の方により詳しくガイドしたいといった場合などに適した1冊です。
英語でガイドする関西の観光名所10選
こちらも植田一三氏の本で、関西における人気の観光名所(清水寺、平安神宮、二条城、金閣寺、龍安寺、伏見稲荷、三十三間堂、東大寺、大阪城、姫路城)を紹介しています。
歴史的背景や伝統文化などについて詳しく書いているので、熟読しておけば外国人の方にどんな質問されても回答できそうです。
巻末資料として「文化編」必須文例リストもあり、伝統芸能や茶道華道、庭園、浮世絵、水墨画など個々の伝統文化についても理解を深めることができます。
日本の地理・歴史の知識と英語を身につける
こちらも植田一三氏による通訳案内士対策本です。
地理だけでなく日本の通史や経済史、外交史、文化史、戦後史など歴史万般もカバー。
幅広いテーマの要点をまとめた本を求めているならおすすめです。
日本の地理・歴史・文化を英語で表現する
本書は地理・歴史・文化全般について英語のボキャブラリーを身につけることができる1冊です。
構成としては、日本語で説明されつつ、重要語句は英単語の記述もあるといった形です。
英文としての記述はないので物足りない部分はありますが、いきなり英文を読むのはきついという人にとっては取り組みやすいなと思いました。
英語で発信する 日本小事典 Encyclopedia of Japan【日英対訳】
本書は日本の文化・歴史・地理・社会を紹介するために英語による回答を端的にまとめている事典です。
地理に関するトピックとしては以下の通り。
[日本の地勢と日本語]
日本の地勢とその特徴
日本の気象と四季
日本語
[日本の都市、地方、交通]
日本の主要都市と交通網
東京
大阪
他の主要都市
地方の紹介
上記以外にも、歴史や文化、政治、宗教・思想など、とにかくボリュームがあるので、調べものをしたい時に最適です。
辞書的な、硬い説明にとどまらず、項目別に会話に役立つフレーズも掲載されており、覚えた表現をリアルの会話にすぐ活かせます。
まとめ
今回は英語で書かれた日本の旅行・名所・地理に関するおすすめ本を厳選して紹介させていただきました。
通訳案内士対策本が多めでしたが、普通に楽しく読めるものも多いですし、翻訳の勉強にもなると思います。
旅行好きで英語も勉強したいという人は、本記事で紹介した本をチェックしてみてください。
※翻訳の始め方やスクールについては下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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