「英語で書かれた政治経済の記事を読んで勉強したい。何かいい本あるかな?」
政治経済を英語で勉強したいという学生さんや社会人の方などは少なくないのではないでしょうか。
大学受験や単位取得のための論文、翻訳業などいろんな目的があるかと思います。
政治経済独特の専門用語は多く、いきなり英字新聞を読むのも大変ですし、非効率的です。
そこで本記事では、政治・経済・ニュースを英語で読むためのおすすめ参考書を厳選して紹介していきます。
英語翻訳で読める政治・経済・ニュース本
英語ニュースの教科書 : 新聞で時事英語がスラスラ読めるようになる!
世界のニュースを、BSテレ東「日経ニュースプラス9」に出演する日経編集委員が教える5段階メソッドで読めるようにする、というコンセプトの本です。
ニュースを読む上で重要な用語、キーワードをしっかり押さえることができます。
日本経済新聞や日経LissNなどの記事を元に読み方を習っていくため、とても実践的、かつ、効率的。
ネイティブによって記事を読んだ音声も付属しているので、リスニング力も鍛えられます。
今度こそすらすら読めるようになる 「ニュース英語」の読み方
ニュース英語をスムーズに読むことができるよう、その読み方を徹底解説した本です。
著者いわくニュース英語には以下の6つの特徴があると主張されてます。
・ニュース英語は情報追加型
・無生物主語を偏愛する
・言い換え表現が大好き
・生きた表現の宝庫である引用文が多い
・感情表現が豊かである
・比喩表現が頻出する
上記の通り、ニュース英語は独特の表現が多く、それにより普通の英語の勉強をしてきた人にとっては読みにくいと感じてしまうとのこと。
ある程度高い英語力はあるが、英字新聞などを読むのに苦戦している、うまく訳せない、という人は必見です。
政治経済を専門として翻訳の仕事をしたいという人もぜひチェックしてみてください。
2カ月完成! 英語で学べる経済ニュース
就職活動やキャリアアップで活かせる「経済の基礎知識」と「ニュースを読める英語力」を2カ月という短期間で養成することを目的とした本です(4冊セット)。
「経済指標とGDP」「所得と貯蓄」「企業業績と財務諸表」など、日本経済に関連する基本的な英語表現から、世界経済、スティグリッツやトマ・ピケティといった著名な経済学者へのインタビューなど、コンテンツが豊富。
いずれのトピックも音声付きなので、しっかり消化すればニュース英語を視聴できる力が付いていくでしょう。
伊藤サムの 反訳トレーニングでマスター! 現代ニュース英語
英語の語順に従って日本語から英語に翻訳することを通して、英語の構文力を習得し、英語を直感的に理解できるようにする、という反訳トレーニングを解説した本です(音声DL付き)。
一般的な学習法と異なるアプローチなため、人によって合う合わないはあるかと思います。
ただ、英語に慣れるトレーニングとしては悪くないのではないでしょうか。
ニュースの翻訳作業が苦手という人は一読する価値があります。
ジャパンタイムズ社説集2022
ジャパンタイムズ紙における2022年の重要テーマ(ウクライナ侵攻、安倍晋三氏銃撃事件、円安など)について書かれた社説20本を注釈・和訳付きで厳選収録した本です。
ただニュース記事が掲載されているだけでなく、各記事にて2箇所ほどですが、社説英文の重要ポイントの解説もあり、文法や構文、語彙などについてもしっかり学べます。
ダウンロード音声を通じてリスニングの練習も可能。
とてもホットな話題ばかりですので、興味深く読めて、高い学習効果が期待できます。
ウォール・ストリート・ジャーナル式 経済英語がよくわかる本
全米トップの経済紙であるウォール・ストリート・ジャーナルで経済英語を学べる本です。
最新の経済ニュースを題材としつつ、経済用語やその背景知識、間違いやすい文法表現などが解説されてます。
初級から中級、上級と分かれてますので、初心者でも無理なくステップアップしていけます。
ニュース英語究極単語(きわめたん)10、000―時事英語→訳語→定義・情報
時事・ニュース英語に特化した単語集で、10,000もの単語(見出し語5,100+関連語彙5,800)を掲載しています。
政治、経済、生活・文化、社会、健康・医療の5分野における単語を掲載しており、かなり幅広いテーマをカバー。
CDなど音声学習できるツールがないのがデメリットですが、ボリュームが多くて網羅性が高く、辞書的な使い道も兼ねることができますので、手元に置いておきたい1冊と言えます。
キクタン ニュース英語 Basic
英単語集で有名なキクタンのニュース英語版となります。
ニュース英語になると、一般的な意味とは異なる意味になる単語も多く(stationが「配置する」と訳されるなど)、本書ではそういった点をしっかり解説。
ニュース英語の基本となる約1000語をカバーしており、時事英語の基礎を固めることができます。
ニュース英語の本を読む前に本書を読んでおけば、スムーズに入っていけそうです。
ちなみに本書の上位版として「Super」もあります。
ビギナーのための経済英語
経済や金融、会計など経済用語に特化した英語本です。
単に単語を羅列しているのではなく、表現、用例と合わせて学べるので、どういう使われ方をするのかも学べます。
和訳入りの索引も付いており、辞書としても使いやすいです。
新版 英語対訳で読む「経済」入門
本書は中・高・大学生からビジネスパーソンまで幅広く対象とし、経済の基本を英語にて学べる1冊です。
内容的には、経済ニュースというよりは、経済学が話題とするトピック(マクロ経済、アダムスミス「神の見えざる手」、インフレ、高齢化社会など)が中心です。
英字新聞を読む前に一読しておけば、スムーズに移行でき、より理解が進むと思います。
世界の経済・政治・社会問題の知識と英語を身につける
本書は、英語資格の学校「アクエアリーズ」で代表を務める植田一三氏が執筆しており、世界の政治経済の問題について英語で論理的に発信するための知識と表現を身につけることを目的とした1冊です。
本書のコンテンツは以下の通り。
第1章 世界の経済と格差問題
第2章 国際関係と核問題
第3章 国際関係と中東・アジアの紛争
第4章 国際関係とアフリカ・ヨーロッパ・南北アメリカの紛争
第5章 世界平和と国連
第6章 世界の環境問題
第7章 テクノロジー
第8章 世界の教育・ジェンダー問題
第9章 世界の医療
日本よりかは国際関係に関するトピックが多めとなってます。
英検やTOEFL、IELTS、国連英検など各種資格を目指している人や、ニュース英語をスムーズに読めるようになりたい人におすすめです。
英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)
英語で経済・政治・社会をディベートするための実践的な技術と表現を学ぶというコンセプトの本です。
キーアイディアの立て方、サポートの仕方やリサーチの仕方も学べるようにもなってます。
難易度は高めで、主に英検1級、準1級、TOEFL、IELTS、通訳ガイドなどを受験する人を対象としています。
英語で学ぶ日本経済
本書は経済学を専門とする大学教授が中心となって、日本経済に関して以下の通り幅広いテーマを扱ってます。
第1部:戦後日本経済の歴史
第2部:金融,財政,企業,労働,地域経済,外国企業進出
上記の通り、学術的な内容がほとんどで、大学受験をする学生や、大学で経済学を専攻している学生などは特に参考となるのではないかと思います。
まとめ
今回は英語翻訳で読める政治・経済・ニュース本を紹介させていただきました。
ニュース解説本から学術的な本、単語集など様々なタイプの本があります。
これから大学受験する人、大学で経済学を学んでいる人、政治・経済・金融の知識をキャッチアップする社会人、政治経済を専門としたい翻訳者などはぜひ本記事で紹介した本をチェックしてみてください。
※翻訳の始め方やスクールについては下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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