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翻訳のスピードの平均はどれくらい?速度を上げるためのポイントを徹底解説!

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「翻訳の仕事を始めてみたが作業が遅い」

「翻訳のスピードがなかなか上がらない」

上記のような悩みを抱えていませんか?

翻訳に慣れていないと翻訳作業に時間がかかり過ぎてしまい、苦労した割に稼げないとモチベーションが落ちてしまうのではないでしょうか。

ただ、翻訳には正確さが大事なので、丁寧に仕事をしていけばスピードも落ちてしまうのはある程度やむを得ない部分もあります。

しかし、貴重な労働時間を割いて仕事をするわけですから、翻訳スピードがあまりに遅いなら改善する努力も大事です。

そこで本記事では、翻訳スピードの重要性と、作業スピードを上げるポイントについて説明していきます。

翻訳スピードの平均はどれくらい?

翻訳スピードの平均は1時間で1,500~2,000ワードほどと言われてます。

翻訳の作業スピードはスキルや慣れによって大きく変わる部分ですが、慣れた方では時給3,000円ぐらいが平均です。プロの翻訳者は1日で2,000ワード前後翻訳すると言われます(英日翻訳)。1日に8時間働くとして、単価が1ワード10円なら、1時間では300ワード前後×10円=3,000円という計算ですね。
参考:アメリア「翻訳の仕事の相場まとめ。時給や日収、月収、年収モデルも」

案件によっては、緻密で高度なリサーチ作業が必要となるような場合はもっと少なくなる場合もあります。逆に、得意な分野で、リサーチ作業もそれほど必要ない場合はもっと早いスピードで翻訳できるかもしれません。

未経験から翻訳を始めて間もない人は上記の翻訳スピードの目安からはかなり下回っているかもしれませんが、最初のうちは仕方がないと思います。スピードにこだわるよりは、丁寧なリサーチ・日本語の表現などを心がけて、クライアントの信頼を得るようにしましょう。

翻訳スピードはなぜ重要?


本章では、翻訳スピードの重要性について説明していきます。

収入を上げやすい

翻訳スピードが早いと、それだけ短時間で多くの案件をこなすことができます。実質的に時給が上がることになるので、収入も上がっていきやすいです。

また、スピードが早ければ、多少単価が低くても数をこなして稼ぐこともできます。

逆に遅いと、取れる案件は少なくなるので、収入もなかなか上がっていきません。作業スピードが遅いままで稼ぐなら、高単価の案件を中心に取っていく必要があるでしょう。

案件受注がしやすくなる

翻訳スピードが早いと、案件の受注計画を立てやすく、結果的に稼ぎやすくなります。

スピードが遅いと特定の案件にリソースを取られすぎて、他の案件を取る余裕がなくなってしまうものです。

その結果、依頼があっても断るケースが多くなってしまいます。

翻訳者としてはいろんなクライアントと付き合っていたほうが案件が途切れることがなくなり、安定的に稼げます。複数のクライアントと関係を築くうえでも、翻訳スピードは重要です。

スキルアップに時間を割ける

作業スピードが遅いと納期に追われてばかりで翻訳者としてのレベルも上がっていきません。

翻訳するスピードが早ければその分スキルアップに時間を割けることができます。

例えば、自分が得意としている専門分野の勉強でもいいですし、他の分野の勉強をする余裕もできます。そうすることで、より単価の高い案件に応募できるようになるはずです。

翻訳スピードを上げるには?


翻訳スピードを上げるうえで大事なことを説明していきます。

最初は慣れが大事

全然答えになってないと思うかもしれませんが、翻訳者として活動し始めた頃はどうしても作業に時間がかかってしまうので、慣れが大事です。

おそらく第一線で活躍されているプロの翻訳者の多くは、翻訳に時間がかかる時期があったと思います。

翻訳に時間がかかり過ぎるから自分には向いてないと思わずに、まずは経験をたくさん積んでいくことようにしましょう。

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専門分野を究める

受注する案件が特定の分野でない場合、専門分野の用語を知識0からリサーチする場面が多くなり、結果として作業時間がかかってしまうということがあります。

とりあえず専門分野を1つと決めて、その分野の用語や用例、言い回しに慣れることをおすすめします。

そうすることで、得意の専門分野なら早い翻訳スピードで納品することができるようになるはずです。

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翻訳支援ツールを導入する

翻訳支援ツールでは、使用頻度の高い用語や用例を蓄積・保存が可能です(翻訳メモリ機能)。

翻訳メモリ機能によって、過去の翻訳作業履歴から効率的に訳語をあてることができるようになり、翻訳スピードは格段に向上します。

その他校正チェック機能などもあったりするので、チェック漏れ等の確認もしやすくなります。

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オンライン辞書を利用する

紙媒体の辞書で用語を調べている場合、1つの用語を探すだけでもかなり大変だと思います。

辞書検索に時間がかかっているようならオンライン辞書の利用がおすすめです。オンライン辞書なら検索したい用語を入力するだけで、瞬間的に用語検索ができます。

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まとめ

今回は翻訳スピードの重要性と向上のポイントを紹介させていただきました。

翻訳の仕事を始めたばかりの頃はあまりスピードは気にしすぎることなく、丁寧な作業を心がけ、作業に慣れることを重視したほうがいいです。

ある程度翻訳者として案件を安定的に取れるようになってきたら、スピードの向上も意識するようにしましょう。

翻訳スピードに悩んでいるなら、専門分野の学習や翻訳支援ツールの導入、オンライン辞書の利用などを試してみることをおすすめします。

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