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翻訳業に必要なパソコンのスペックと選び方を徹底解説!購入前にチェックしよう!

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「翻訳の仕事を始めるにあたってパソコンのスペックは重要?」

「持っているパソコンが古くて翻訳の仕事に使えるか不安」

翻訳業においてはパソコンのスペックが足りないと、翻訳支援ツールが動かなかったり、作業効率が著しく落ちたりします。

その結果、翻訳者として収入は減りますし、最悪の場合、案件を取れない可能性もあります。

翻訳者として稼いでいきたいならある程度スペックのいいパソコンを使っていく必要があるでしょう。

そこで本記事では、翻訳で使うパソコンに必要なスペックと選び方について詳しく説明していきます。

翻訳で使うパソコンに必要なスペック


結論から言うと、翻訳で使うパソコンは以下のスペックが望ましいです。

CPU:8G(理想は16G)
メモリ:Core i5以上
SSD:512G以上

上記ほど高くないスペックでも翻訳の仕事自体はできます。

ただ、翻訳支援ツールをスムーズに使えて、作業効率化も考慮すると、上記ほどのスペックはあったほうがいいです。

翻訳支援ツールの推奨スペック

ここで定番の翻訳支援ツールであるTradosのシステム要件を見ていきます。

Tradosのシステム要件は以下の通りです。

・Microsoft Windows 7、Windows 8.1、Windows 10で動作

・最小要件
8 GBのRAM
1024x768のモニタ解像度を備えたIntelまたはIntel互換のCPU

・推奨要件
64ビット版オペレーティングシステム
16GBのRAM
SSDドライブ
Intelの最新のCPUまたは互換性のあるCPU
参考:Trados「システム要件」

上記の通り、Tradosはそれなりのスペックでないと動作が保証できないということがわかります。

最小要件のスペックでも、Tradosの動作自体はするでしょうが、使用するパソコンによってはすぐ固まったりして作業にならない可能性もあります。

より確実に翻訳支援ツールを動かすためにも、ある程度余裕を持ったスペックのパソコンを用意したほうがよいでしょう。

使っているパソコンのスペックの調べ方

自分が使っているパソコンがどのくらいのスペックを有しているかわからないという場合は、以下の手順にて確認してください。

1.画面左下「スタート」をクリック
2.「設定」をクリック
3.「システム」をクリック
4.「詳細情報」をクリック

「プロセッサ」がCPUで、「実装RAM」がメモリ、「システムの種類」にてOSのビット数を意味しますので、それぞれチェックしてみましょう。

翻訳作業で使うパソコンの選び方


ここでは、翻訳作業で使うパソコンの選び方について説明していきます。

購入前にパソコンのスペックをしっかりチェックできるようにしましょう。

CPU

CPUはパソコンの処理速度に直接関わる部分となり、高性能なCPUほど高速に処理ができるようになります。

CPUにはいろんな会社が出していますが、intel製で中位モデルであるCore i5以上ならとりあえずは安心です。

対して、低価格帯のパソコンでよく見受けられるCeleronはあまり性能が良くないのでおすすめできません。

CPUの性能・ベンチマークを一覧でまとめたサイトもあるので、興味ある方はチェックしてみてください。

⇒BTOパソコンミニ館「CPUベンチマークと性能比較(デスクトップ)」を見てみる

メモリ

メモリは、データやプログラムを一時的に保存する場所で、作業する机のようなものです。

メモリが大きければ大きいほど作業する机は広くなり、いろんな作業を同時に行うことができるようになります。

例えば、翻訳支援ツールを開きつつ、ネットでのリサーチやその他作業をパソコン上で快適に行うことができます。

メモリが小さいとパソコンが固まりやすくなり、1つの作業が終わらないと別の作業ができないということが多くなるでしょう。

メモリは8G以上、できれば16Gあればストレスなく作業ができるはずです。

HDD or SSD

SSDはHDDと同様記憶装置ですが、HDDと比べて読み書きの速度がかなり早いです。

SSD搭載のパソコンなら起動やアプリケーションの動作が早くなるのでおすすめです。

ただ、SSDに関してはCPUやメモリに比べると必須というほどではありません。予算的に余裕がないならCPUやメモリを優先させましょう。

デスクトップ or ノート

デスクトップかノートかは基本的には個人の好みで決めていい部分です。

デスクトップのほうがノートより価格は安く、後から拡張しやすいというメリットはありますが、持ち運びはできません。

ノートは外出先で作業できるメリットはありますが、拡張しにくく(機種によってメモリ増設の上限があるなど)、価格も高いです。

モニターの大きさという点でもノートだと小さいので、大きい画面で作業をしたいならサブモニターを購入することになってしまうでしょう。

Windows or MAC

OSに関しては強いこだわりがないのであればWindowsにすることをおすすめします。

Windowsにすべき理由としては以下の通りです。

・Microsoft Officeソフトを使うことが多い
・Windows専用の翻訳支援ツールがある(Tradosなど)

その他、単純に同じスペックならWindowsのほうがMACより安い傾向にあるという点もあります。

MACはデザインやプログラミング、動画編集関係の仕事などで使う人も多いかと思います。翻訳以外に今後どういうキャリアを積んでいくかも選定のポイントです。

パソコンを翻訳以外に使う目的も考慮したうえでWindowsかMACか検討するようにしましょう。

作業効率化にはサブモニター

パソコンのスペックとは別の話ですが、作業効率化してくにはサブモニターもおすすめです。

翻訳作業をしていくうえで、複数のアプリケーションを開きつつ、いろんなサイトをネット検索するケースが多いと思います。

そんな時にモニターが1つだと、タブの切り替えだけで時間を消耗してしまいます。しかし、サブモニターがあれば、タブを切り替えする必要がなくなり、作業を効率化できるでしょう。

パソコンのスペックが低い場合はどうする?


本章では、パソコンのスペックが低い場合の案件の取り方について書いていきます。

翻訳支援ツールを使わない案件に応募

パソコンのスペックが低いと翻訳支援ツールを使えないないので、ツールを使わない案件を取っていくことになります。

応募前にツールを使うかどうかしっかりチェックしておくようにしましょう。

クラウドソーシングサイトで案件を受注

クラウドソーシングサイトでは、比較的専門性が高くない案件も多いので、未経験の頃はそうした案件を狙って取りにいくこともおすすめです。

クラウドソーシングサイトはトライアルさえ受かれば実績がなくても受注できるので、未経験から翻訳の仕事を始める人はぜひチェックしてみてください。

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まとめ

パソコンのスペックは翻訳作業の効率を左右するので、必ずチェックしておきたいところです。

翻訳支援ツールも使うなら、そのシステム要件を満たすようなパソコンを購入しなければなりません。

翻訳者としてしっかりキャリアを作っていくためにも、パソコンはケチらず、余裕を持ったスペックのものを購入しましょう。

※本記事では未経験から翻訳を目指している人向けに役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。

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