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翻訳の業界団体おすすめ5選!仕事獲得・スキルアップにつなげよう!

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「翻訳者向けの業界団体に入るか迷っている」

「業界団体に入る必要ってあるの?」

翻訳者向けの業界団体に入ること自体は必須ではありませんし、入らないと翻訳で稼げないというものでもないです。

ただ、入ることで様々なメリットがありますので、場合によっては利用すべきと思います。

本記事では、翻訳者向けにどんな業界団体があるのか1つ1つ紹介していきます。業界団体に入ることを検討している方はぜひ参考としてください。

翻訳者向けのおすすめ業界団体

本章にて、翻訳者向けのおすすめ業界団体を紹介していきます。

それぞれ会費の高さや、スキルアップ・仕事獲得のサポート状況が異なるので、1つ1つチェックしてみてください。

日本翻訳連盟(JTF)


国内で最も規模の大きい翻訳団体と言ってもよく、設立されてから40年以上経っていて長年の信頼と実績があります(入会金10,000円・年会費10,000円)。

年2回(1月・7月)に開催されている「ほんやく検定」を主催していることも有名です。

ほんやく検定で2級以上の成績を収めると、JTFの法人会員として登録されてある翻訳会社の一部にて、トライアルの免除や受験要件の緩和される特典を受けることができます。

公式ページの検定合格者リストにも掲載されるので、翻訳会社から依頼が来る可能性も高まるでしょう。

その他、JTFの公式ページに翻訳会社や求人情報の一覧も掲載されてますから案件探しにも役立ちます。

このように、JTFはスキルアップから仕事獲得まで幅広く役立つサービスを提供してておすすめなので、ぜひチェックしてみてください。

⇒日本翻訳連盟(JTF)公式サイト

日本翻訳協会(JTA)


日本翻訳協会(JTA)は、翻訳に関する技術や知識の増進を通じた翻訳者の支援を目的として運営されている団体です(入会費無料・年会費6,500円)。

JTA公認翻訳専門職資格試験を主催しているという点に大きな特徴があり、合格すれば翻訳者として高いスキルがあることの証明となります。試験は、オンラインで受験可能で、年4回開催されてます(入会者は割引価格)。

その他セミナーも随時開催されていて、翻訳業界やスキルのキャッチアップには使えそうです。

JTA公認翻訳専門職資格試験の受験やセミナーが目的の人にはメリットがあります。しかし、案件情報などは特に提供していないので、仕事に直結するものがないというのはデメリットといえます。

⇒日本翻訳協会(JTA)公式サイト

日本翻訳者協会(JAT)


日本翻訳者協会(JAT)は、1985年に設立された団体で、翻訳者同士の情報交換の場を提供し、翻訳の質を高めることを目的として活動してきました(1年分10,000円・2年分19,000円)。

大きな特徴として、国内外における多数の翻訳者が参加しての国際会議である英日・日英翻訳国際会議(IJET)の開催があるという点です。

翻訳者として実績が少ない人向けに「JAT新人翻訳者コンテスト」も毎年開催しています。

具体的な応募条件は以下の通りです。

実務翻訳(放送・映像翻訳、出版翻訳、社内翻訳も含む)経験が通算で3年未満の方(JAT会員・非会員は不問、過去のコンテストへの応募者も入賞者以外は応募可、翻訳を勉強中の方や学生の方も歓迎です!)
※上記は2020年度開催時の応募条件

また、受賞者は以下の特典があります。

・次回IJET(英日・日英翻訳国際会議)参加費
・自宅から次回IJET開催地までの交通費(航空運賃、電車賃等)
・IJETの開催地またはその最寄りのホテルの宿泊代(3泊分、スタンダードルーム)

こちらはJATに入会していなくても応募可能なので興味ある方はぜひチェックしてみてください。

⇒日本翻訳者協会(JAT)公式サイト

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一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)


一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)は、機械翻訳システムの開発・改良・啓蒙・普及を目的として運営されている団体です(入会費1,000円・年会費5,000円)。

機械翻訳に関するジャーナルの発行や年次大会を実施しており、機械翻訳の動向や最新の情報をキャッチアップできます。ただ、話題は機械翻訳中心なので、それ以外を求めている人には物足りないかもしれません。

機械翻訳に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

⇒一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)公式サイト

【番外編】アメリア


アメリアは業界団体というよりは翻訳者ネットワークサイトですが、30年以上の歴史を持っており、多くの翻訳者と翻訳会社をつなげてきた実績があります。

主に仕事獲得のサポートを行っており、掲載している求人は年間1,500件以上、登録企業数も600以上にも上っています。翻訳の求人・案件を探しているならおすすめのサイトです。

また、定例トライアルや翻訳トライアスロンなどスキルアップを目的としたイベントも頻繁に開催してます。これらで優秀な成績を収めると経験者向けの案件にも応募できるようになります。これから翻訳者を目指そうという人に最適です。

⇒アメリア公式サイト

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業界団体に入るメリット


本章では、業界団体に入るメリットについて説明していきます。

案件獲得の可能性がある

入会することで翻訳者として登録されたり、サイトに掲載されている求人をチェックしたりと案件獲得のチャンスが広がります。

1人でネットを使って1つ1つ翻訳会社を検索するのは大変です。業界団体のサイトなども利用しつつ、求人・案件探しをしたほうが効率的でしょう。

クライアントからの信頼につながる

業界団体に入会済の翻訳者という肩書があれば、クライアントからもある程度信頼されやすくなります。

特にフリーランスの翻訳者として活動する場合、ただ語学力があるというだけではアピールしにくいです。せっかくスキルがあってもアピール部分で他の翻訳者に負けてしまうのはもったいないです。

大手企業に勤めた経験や有名大学の大学院の卒業といった際立った経歴などがあれば問題ないですが、ない場合は業界団体への入会なども検討したほうがクライアントからの心象も良くなるでしょう。

スキルアップできる

翻訳の業界団体では、随時セミナーやコンテストなどのイベント開催しており、翻訳業界の動向や、翻訳スキルのブラッシュアップなどを取り扱ってます。

また、定期的に団体の雑誌も発行されていることが多いです。

翻訳者同士のつながりというのは普通に仕事をしていては簡単にできるものではありません。ずっと自力で情報収集していると、最新の情報のキャッチアップが遅れてしまう可能性もあります。

翻訳者としてスキルアップしていきたいという人はそれぞれの団体のセミナーやイベントの開催についてチェックしてみてください。

業界団体に入るデメリット


本章では、業界団体に入るデメリットについて説明していきます。

会費がかかる

業界団体に入るデメリットとしては、入会している限り会費を払い続けなければならないという点です。

会費にペイできるような案件獲得・スキルアップを達成しているならいいですが、そうでないなら会費は金銭的な負担でしかないかもしれません。

特に翻訳者としてあまり稼げてない場合は、会費だけで負担となってしまいます。

業界団体に入る際は、なんとなく入会するのではなく、きちんと目的意識を持ち、利用できるサービスはしっかり利用していくようにしましょう。

仕事につながるとは限らない

業界団体によって、仕事獲得につながるサービスの有無があり、その内容も様々です。

業界団体に翻訳者登録されたからといって自動的に案件依頼が来るわけではありません。

個人的には、案件・求人紹介をしていて、案件につながるスキルアップの環境があるところがいいと考えています。

紹介した中だと、アメリア(定例トライアル・求人紹介)と日本翻訳連盟(ほんやく検定・求人紹介)が仕事につながるサービスを提供できているかなと思います。

まとめ

今回は翻訳の業界団体を紹介させていただきました。

翻訳の仕事は孤独になりがちで、案件・求人も一般的な求人サイトでは見つけにくいです。特に未経験から翻訳者を目指している場合は、自力で未経験者向けの案件・求人を探すのは大変だと思います。

スキルアップや案件探しをなるべく効率的におこなうためにも、翻訳の業界団体をうまく活用していきましょう。

※本記事では未経験から翻訳を目指している人向けに役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。

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