「翻訳の仕事をしたいがどこで案件を探せばいいのかわからない」
「翻訳の実績を少しでいいから積みたい」
未経験者にとって最初の翻訳の仕事をどうやって獲得するか悩んでしまうのではないでしょうか。
特に在宅・フリーランスとして翻訳をしたい場合、仕事獲得のハードルは上がってしまいます。
そんな方にはクラウドソーシングサイトで翻訳案件を探すのがおすすめです。クラウドソーシングサイトなら、未経験でも比較的案件は取りやすく、最初に実績・経験を積む場として悪くありません。
本記事では、翻訳未経験者向けにおすすめのクラウドソーシングサイトをまとめて紹介していきます。
翻訳の仕事を探せるクラウドソーシングサイト
本章では、未経験者が翻訳の仕事を探せるクラウドソーシングサイトを紹介していきます。
クラウドソーシングサイトには、総合系と翻訳特化系があります。
どっちがいいかというと難しいところで、とりあえず最初はいろんなサイトをチェック・登録してみて、自分に合ったサイトや仕事を獲得できそうなサイトから取り組むのがいいでしょう。
翻訳に特化したサイト
ここでは、翻訳に特化したクラウドソーシングサイトを紹介していきます。
サイトごとにトライアルとも言える翻訳テストがあり、テスト合格後に案件を受注できる仕組みをとっているところが多いです。
翻訳テストを受験するだけでも翻訳の勉強になると思いますので、いろいろとサイトをチェックしてみることをおすすめします。
Conyac
Conyacの特徴として、Light案件ならテストに合格していなくても案件を取れるという点です。文字数も100字程度の短文が多く、最初にこなす案件として取り組みやすいと思います。
ただし、Light案件は文字単価が0.1円などかなり安いです。Light案件だけでまとまった金額を稼ぐのは無理でしょう。
Light案件より単価の高いStandart案件以上は、レベルテストを受けて合格する必要があります。
gengo
gengoは、テストに合格することで案件を受注できるようになります。
テストは以下の3段階に分かれてます。
・Pre-test(選択式)
・Standard(記述式)
・Pro(記述式)
まずはPre-testに合格(5問中4問以上正答)しないと、Standard以上のテストは受けることができません。Standard以上に合格しないと案件は取れない仕組みとなってます。
翻訳テストでは300文字程度の翻訳が求められます。制限時間はないので、時間をじっくりかけて解くことができるでしょう。
Yaqs
Yaqsはクラウド翻訳サイトとして対応言語が13もあり、さまざまな言語にて翻訳が可能なサイトです。
翻訳者として登録後は翻訳テストがあり、Casual・Standard・Proと段階的に分かれています。
トランスマート
トランスマートはクラウド翻訳サイトとして長年の実績がある老舗のサイトです。
登録テスト(選択式10問)を受けることで、翻訳者登録され、登録後もランクアップテスト(記述式)が用意されてます。
あまり専門性を問われないメールのやり取りの翻訳案件などもあり、未経験者が最初の実績作りにはよさそうです。また、トライアル案件なども見受けらますので、翻訳者として成長も期待できます。
その他翻訳支援ツールを安く利用できるという点も他社にはあまりない強みです。
スピード翻訳
スピード翻訳ではトライアル合格後に翻訳者として仕事をスタートできます。
単発の案件から大型の案件まであるので、翻訳のレベルに応じた仕事ができるでしょう。
総合系のサイト
総合系のクラウドソーシングサイトも併せて紹介していきます。
クラウドワークス
クラウドワークスは、総合系のクラウドソーシングサイトとしては最大手で、翻訳の案件も常に一定数あります。
ただ、前述の翻訳特化のクラウドソーシングサイトに比べると、実績重視の案件が多く、応募者が多くて競争も激しい傾向があります。
一方で、海外サイトや日常生活上のメールなどに関する翻訳など、未経験者でも取り組みやすい仕事もあったりするので、定期的にチェックしておきましょう。
小さな仕事でも、翻訳実績は公開プロフィール上に反映され、次の案件を取りやすくなります。
なお、英語力を活かして英語記事に関するライターの仕事をするということも個人的にはおすすめです。
クラウドワークス公式サイトをチェック⇒日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
ランサーズ
ランサーズは、クラウドワークスに次いで大手のクラウドソーシングサイトです。
翻訳の仕事は多くありませんが、クラウドワークスと同様にいい案件がないか常時チェックしておきましょう。
ココナラ
ココナラは、クライアントからワーカーに仕事を依頼するという形式のクラウドソーシングサイトです。
翻訳者として何か特定の分野に強みがあるなら、ココナラ上で売りにできるでしょう。
クラウドソーシングサイトで翻訳業をするメリット
本章ではクラウドソーシングサイトで未経験者が翻訳業をするメリットを説明していきます。
翻訳業の魅力とともに紹介していきたいと思います。
未経験でも仕事を得やすい
未経験でもトライアルさえ受かれば仕事を始められます。
トライアルは職歴や英語資格でクリアするものではなく、完全に英語の実力で合否が決まります。英語力があるが翻訳の実務経験がないために翻訳の求人にありつけない方にはうってつけです。
案件の中には、別途トライアルを受けさせて翻訳者を選別するものもありますが、翻訳者としては基本的には早いもの勝ちで案件を取っていくことになります。
クラウドソーシングサイト内で翻訳の実績を積んでいけばプロフィールに反映されていきますので、未経験では難しいトライアル案件も獲得できるようになるでしょう。
トライアルに合格するためには、翻訳の作法やテクニックを学ぶ必要があり、翻訳に関する書籍を読んだり、翻訳学校に通ったりするのが一般的です。
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トライアルがない案件もある
クラウドソーシングサイトで案件を探すとトライアルがないものも多いです。
トライアルになかなか受からないと仕事を始めること自体ができなくなり、翻訳の力を上げれないという悪循環となりますが、クラウドソーシングサイトなら実績を積み上げていくことができます。
おすすめのクラウドソーシングサイトについては後述します。
在宅かつ自由な時間で働ける
クラウド翻訳はオンライン上で翻訳の依頼から受注、納品まで行いますので、場所を選ばずに働けるメリットがあります。
案件を受注するのも自由ですから、空いた時間に、自分がやりたい案件を選べます。
物価の安い海外在住の方や、子育てや介護でどうしても家にいなければならない方でも案件獲得が可能です。
フリーランスとして年齢や学歴に関係なく仕事を続けられる
翻訳は完全実力の世界ですから、高齢の方でも現役なケースが多いですし、実務経験があれば仕事を取り続けることが可能です。
長い人生ですから、途中で会社員を辞めたり、老後も仕事を続けたかったりすると思います。
そんな時に翻訳の仕事ができれば、会社に縛られずに自分の好きな仕事でキャリアを積んでいける選択肢を増やせるというメリットがあります。
フリーランスとして翻訳業をするにあたって、必要となる経費はパソコンや翻訳ソフト(必ずしも必須ではありませんが実務翻訳では必要となるケースが多いです)くらいですから、お金もかけずに仕事を続けられるでしょう。
クラウド翻訳で経験を積み、翻訳者として自信をつけたならば、クラウドソーシングサイト以外で様々な翻訳会社のトライアルなどを受けてみることをおすすめします。
クラウドソーシングサイトで翻訳業をするデメリット
本章ではクラウドソーシングサイトで翻訳業をするデメリットを様々注意点とともに説明していきます。
案件の単価が安い
クラウドソーシングサイトの単発案件は通常の翻訳案件に比べて安いため、量をこなさないとまとまった稼ぎとならない可能性があります。
そのため、クラウドソーシングサイトの単発案件だけで生活していくのは困難かもしれません。
未経験の頃はそういう低単価の案件もこなしつつ、徐々に高単価の案件を獲得していけるようにしていくべきです。
クラウドソーシングサイトは翻訳者としての実績作り、スキルアップのためと割り切って利用していくことも大事でしょう。
案件は早いもの勝ち
案件や翻訳サイトにもよりますが、案件の獲得は早いもの勝ちですので、案件に気づいた時には他の翻訳者が受注しているケースが少なくありません。
平日の昼や深夜に案件の発注がある場合もあり、その時間帯フリーでないと満足に案件を取れないこともあります。
納期が厳しい
クラウドソーシングサイトは翻訳の依頼から納品までを迅速にするというメリットで成り立ってますから、納期がタイトなものがほとんどです。次の日までとか、5時間後までとかもあります。
もちろん、一般的な翻訳の案件も納期が厳しいものが多いので、クラウドソーシングサイト特有の問題ではないですが、翻訳に慣れていないときつく感じるでしょう。
地道に翻訳者としてスキルと翻訳スピードを高めていくしかないと思います。
その他翻訳案件を探す方法
本章では、その他翻訳案件を探す方法について紹介していきます。
翻訳会社のトライアルを受ける
トライアルを実施している翻訳会社をネットで探し、直接トライアルに応募することもおすすめです。
翻訳未経験OKのトライアルは少ないながらもありますので、ネットでチェックしましょう。
ただ、何らかのスキルや経験を条件する案件も多いです。資格や翻訳への取り組みなどをアピールできるようにしておきましょう。
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アメリアで案件を探す
1つ1つ翻訳会社を見つけてトライアルを受けるのが難しい、めんどくさいと思ったならば、翻訳求人を多数抱えているアメリアネットワークという翻訳サイトを利用してみるのも手です。
アメリアでは定例トライアルという試験を毎月実施しており、トライアルで高成績を収めれば、未経験でも経験者向けの案件に応募可能です。
定例トライアルを受けなくても、未経験OKの案件はたくさんあります。
アメリアについては下記の記事を参考にしてください。
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翻訳資格を受ける
ほんやく検定や翻訳実務検定(TQE)で一定以上の成績を収めると、未経験でも翻訳の仕事を獲得しやすくなります。
英語の資格取得を考えているなら、案件獲得しやすい翻訳系の資格の受験を検討してみましょう。
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まとめ
今回は翻訳の仕事をとりやすいクラウドソーシングサイトをまとめて紹介させていただきました。
クラウドソーシングサイトとしてはクラウドワークスやランサーズが有名ですが、翻訳に特化したサイトもたくさんあります。
クラウドソーシングサイトは、トライアルにさえ受かれば資格や実務経験に関係なく仕事ができるのでおすすめです。
ただし、クラウドソーシングサイトの単発案件だけをしても大きな稼ぎにはなりません。特定のジャンルにて専門性を身につけて、単価の高い案件を取れるようスキルアップをしていきましょう。
※本記事では未経験から翻訳を目指している人向けに役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。
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